目尻切開で目を大きく見せる!目尻切開はバレる?

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目を大きく見せる目尻切開と自然なバランスの目元とは

目尻切開とは、目尻と呼ばれる部分を数mmほど切開して目の横幅を広げて、切れ長の目元にする手術です。目尻切開は目元の印象を変えることができます。例えば、目頭が離れていて目頭切開が難しい人は、目尻切開をすることでバランスが良くなります。また、きつそうな印象の「細くて小さい目」やつり目気味の目元は、目尻のラインが緩やかになり、優しい印象になります。

目尻切開は、痛みが少なく、手術時間も短いというメリットがあります。しかし、反面、リスクやデメリットもあります。例えば、目尻切開をやりすぎると、結膜部分の赤みが目立ったり、不自然な印象になってバレる可能性があります。また、目尻切開のダウンタイムは約1週間程度ですが、その間は腫れや内出血が現れることがあります。さらに、目尻切開後に戻る可能性もあります。

目尻切開の向いている人

  • 目の横幅を広げたて大きくしたいと考えている人
  • 目と目の間が短く寄り目気味になっている人
  • つり目、タレ目を改善したい人
  • たれ目を改善したい人
  • 切れ長の目になりたい人
  • 自然に目を大きく見せたい人
  • 目の印象を変えたい人

目尻切開のメリットは顔と目元のバランスを整える

目尻切開の最大のメリットは、顔のバランスを整えることができることです。目と目の間の距離は、目と目の距離はおよそ1:1:1の比率が理想的とされています。たった1~2mmの差で目もとの印象は大きく変わります。

目と目の距離が短すぎると目が寄って見え、幅が広すぎると目が離れて見えてしまいます。目尻切開は、目と目の距離が近い人やが顔のパーツのバランスを整えることができ、つり目気味の人、目の細い人は、きつい目元の印象を柔らかく優しい印象に改善することが期待できます。

目尻切開では、下まぶたに緩やかなカーブを描くことで、優しい目元に仕上がります。また、白目の幅を広げて全体のバランスが良くなり、施術前よりも目が大きく見えるようになります

またバランスを考える上で重要なポイントの一つが、目元と顔のバランスです。目尻切開によって目を大きくする場合、顔のバランスを崩さないように注意が必要です。顔全体のバランスを保ちつつ、目元の形成やバランスを整えることで、自然な結果を実現することができます。

目尻切開の向いていていない人、おすすめできない人とは?

目尻切開は、目元の印象を変える効果がありますが、誰でも受けられるわけではありません。目尻切開に向いていない人とはどんな人でしょうか?

  • 目と目が離れている人
  • きりっとした目元をご希望の人
  • 目尻の皮膚を外側に引っ張り、すぐにピンク色の結膜が見えてしまう人
  • タレ目にしたい人

目尻切開に向いていない人の一つの例の「目尻の皮膚を外側に引っ張り、すぐにピンク色の結膜が見えてしまう人」は
目尻の皮膚を外側に引っ張ったときに、すぐにピンク色の部分が見える場合は、切開できる部分はあまりないため、目尻切開はおすすめできません。

他に目の大きさや高さが左右で違う場合や、二重幅が不揃いな場合などがあります。このような人が目尻切開をすると、目元の不自然さや不均衡さが強調されてしまう可能性があります。

切りあがった目尻の方は、タレ目効果が多少は期待できます。ただし、グラマラスラインの施術を行ったような効果はありません。タレ目をご希望される場合は、目尻切開と組み合わせてグラマラスラインや下眼瞼下制術、タレ目形成術を行うことがお勧めです。

目尻切開の手術後の痛みとダウンタイムはいつまで?傷跡は?

手術後の痛み

個人差がありますが施術後、数日間は施術部位に痛みを感じることがあります。時間の経過とともに痛みは消えていきます。クリニックによっては痛み止めを処方してくれるところもありますが、必要のない方がほとんどです。

ダウンタイム

  • 腫れや痛みは施術後2~3日程度続くことがあります。
  • 自然な仕上がりになるまでには、約1か月程度の時間がかかります。
  • 内出血がある場合、約7日~14日で徐々に治まります。

抜糸は施術後7日~10日程度で行われます。抜糸直後は傷に赤みがありますが、時間の経過とともに目立たなくなります。赤みが目立つ場合は、お化粧でカバーすることもできます。

傷跡

  • 抜糸するまでは糸がついているため、眼鏡を着用しないと糸が見えることがあります。
  • 手術から抜糸までの約1週間は、傷口や縫合部が目立ちます。
  • 抜糸直後は傷に赤みがありますが、時間の経過とともに目立たなくなります。
  • 傷の赤みは数ヶ月かけて薄茶色から白っぽい線へと変化し徐々に目立たなくなっていきます。

目尻切開のデメリットとリスク、注意すべきポイントとは?

切開部分からまつげが生えず、不自然な印象を与える

切開範囲が広いと、切開した部分からはまつげが生えないという事があります。まつ毛の生えていない部分があると、目元に違和感が生じます。
つけまつげやアイラインで不自然さをカバーすることもできますが、普段メイクをしない方やまつ毛が生えてこないことを知らずに施術を受けた方は、施術後の違和感にショックを受けるかもしれません。

粘膜部分が露出している

目尻切開の際に、切開する幅が広すぎると白目だけでなくピンク色の結膜が露出してしまうことがあります。下まぶたを下に引っ張ってあっかんべーのような目元になってしまう状態で、横から見た際に違和感を感じることがあります。
目尻切開を行う際には、適切な切開幅や角度を選ぶことが重要です。無理に切開幅を広げることで粘膜が目立ってしまう可能性が高まります。

ドライアイになる

目尻切開をやりすぎると、目が大きく開いた状態になり、露出した白目部分が乾燥しやすくなります。目の表面の涙による保湿効果が十分に働かず、目が乾燥しやすくなり、ドライアイや結膜炎などの問題が起こる可能性があります。

目尻切開をする前には気を付ける注意点とは

  • 目尻切開を受ける医師やクリニックの選び方は重要です。自分の目の形や希望する効果に合わせて、しっかりカウンセリングしてくれる医師を選びましょう。経験豊富な専門医に相談することをおすすめします。
  • 目尻切開の料金はクリニックや手術内容によって異なりますが、平均的には10万円から30万円程度です。ただし、これはあくまで目安です。また保険適用外になります。
  • 目尻切開の情報はインターネットや雑誌などで入手できますが、信頼性の高い情報を参考にすることが大切です。特に、写真や口コミは加工されている可能性があるので注意してください。

目尻切開は気になることが多いかと思います。もし何か不明な点があれば、気軽に医療機関に相談してください。

目尻切開に関するよくある質問

目尻切開がお勧めの人は?

白目の隠れている部分が1.5mm以上ある場合、目尻切開で「目を大きく見せたり」、「切れ長の目になる」などの効果があります。

目尻切開をしたらどういう変化がありますか?

目尻切開は、目元を横長にする手術なので、ツリ目、タレ目を改善する効果が期待できます。白目や黒目が広く見えるようになり、切れ長で大きな目を実現できます。また、キツイ目元の印象を柔らかく見せることも可能です。顔全体のバランスも整えられるため、小顔効果も期待できます。

目尻切開をするとまつ毛がなくなりますか?

目尻切開でまつ毛がなくなることはありませんが、目尻切開で延長した部分(粘膜)には、まつ毛は生えません。

目尻切開は元に戻ってしまいますか?

目尻切開の場合、施術で切開した部分が再びくっついてしまい、後戻りすることがあります。再びくっつく原因の一つは「再癒着」と呼ばれる切開した部分が自然に元の位置に戻ろうする現象です。しかし、目尻切開はメスで皮膚を切開する手術なので、完全に元に戻るとのではなく、「再癒着」によって効果が薄くなる状態です。

目頭切開と目尻切開の特徴を教えてください。

目頭切開は、目尻ではなく、目頭を切開することで、隠れていた部分をより大きく露出させることができるため、目がより大きく見えるようにできます。目尻切開は、「つり目を治したい」「切れ長で大きな目にしたい」「やさしい印象の目元にしたい」という人にお勧めです。

目尻切開のメリットを教えてください。

目尻切開を受けることで、目尻から目の下にかけてのラインがより柔らかくなり、ツリ目の方でも優しい印象に近づけることができます。また、タレ目の場合でも、目尻の切開によってより切れ長な印象を得ることが可能です。

目尻切開に向いてない人を教えてください。

目尻切開には向いていない目は、目尻の皮膚を外側に引っ張ったときに、すぐにピンク色の結膜が見える目です。正面を向いた状態で目尻の皮膚を外側に引っ張り、ピンク色の結膜が露出する手前まで目尻を広げてみます。 白目がほんのわずかしか隠れていない場合、目尻切開の効果はほとんど期待できません。

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この記事を監修した人

征矢野 進一は、日本の医師。 長野県木曽福島町生まれ。1979年3月に東京大学医学部医学科を卒業後、1979年から1988年3月まで東京大学医学部形成外科に所属し、1988年4月に神田美容外科形成外科医院を開設。東京大学医学部附属病院の医局時代にコラーゲンの治験に携わり、日本の「注入剤によるシワ取り治療」に貢献した一人。以来長年にわたりコラーゲンやヒアルロン酸などのシワ取り注入剤の研究を重ねる。日本美容外科学会会長も務め、臨床医向けの「注入剤によるシワ取り治療」の講義を依頼され行うと共に、国内・海外で行われる美容外科学会での発表や医師向けの教科書など論文・執筆も行う。

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